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その手を恥ずかしいとは、もう、思わない。

気になるあの娘が笑顔で手を振り走ってくる。

思わずこちらも手をふりふり。

あの娘は俺の後ろの友達に向かって駆けていく。

俺の手は死にたい。

穴蔵で布団をかぶって死にたい。

自尊心は死に体。

そうさ体育。

俺の手はストレッチ。

否事故死。スイッチ。戻れッチ。

あっち、そっち、こっち、キッチン戦隊クックルン。


そういうの。脳の味噌蔵にいくつかストックされてる。意外とdeleteしてくれないのな。

すっごい失言とか。

すっごい地雷踏んで怒らせちゃったこととか。

逃げるようにやめたあの仕事とか。

自分はまったくもって、賢いニンゲンではなかったし、今現在もアホなミスやついつい余計な一言喋ったりとかある。

立ち回りが要領の良いタイプではない。

やらかしてしまう間抜けなタイプだ。


そう。

で?

それがどうした。


誰に恥ずかしいことは無い。めいいっぱいやる。べきことをやる。


もうあの手を恥ずかしいとは思わない。

君、その手を恥ずかし思うなかれ。

人を笑っていられるほど大人は暇ではない。

自分の人生に精一杯。 ボーッと生きているわけじゃない。精一杯さ。だからこそ余計なことは知らない。し、覚えてもいない。

それは少なくとも恥とはよばない。


ただ


うまくやらなければいけない。

うまく立ち回らなければ。


イオセリアーニは言った。

「無垢と世間知らずは唾棄すべきものだ。なぜならそれは長いものには巻かれろ主義の温床になるからだ」と。


忙殺されているようではまずい。世間は流れ、時間は怒りを押し流し、ニュースはおnewをsしていく。



あの時。いや、今なら。あの手はそのままあの娘を立ち止まらせる瞬発力に乗せられたんじゃないかと思う。なんか、こう。芸人的なノリで。ぅおーい!みたいな。しらんけど。

まあ、そういう厚かましさに近い度胸にも馴染めるようになるのに40年もかかった。


仏仏

鬱々

ウツツに乗れず

沈む精神

妬む迷心

食らうダメージ

勝手なイメージ

独り相撲さ

投げ捨てろ怨嗟


あの娘の目を見な

笑顔でそうさ

何かを起こせよてめえで操作

授けろ過去にリズムと翼

思う現在はライムとアンサー


2020/06/20











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ブルー・サタデイ

ほぼ年一回しか書かないブログにたどり着いてくださった方、ありがとうございます。 個人的な出来事も 事業としての有り様も かなり動きのある年でした。 ・3月に、2歳で生き別れた戸籍上の実父が亡くなり、それに付随する出来事があった。 ・スタッフという言葉とそれに付随する関係性がたいへん嫌いになり、協力者と呼ばせてもらうことにした今年、今までで一番多くの人に協力してもらった。 ・秋の最終から、大きな流通

根本的な不信。自分自身に対しての。ダラダラまとまらない思考の垂れ流し。

秋。夜長。昔話。 物書きになりたくて、芝居に関わっていたことがある。 書き手としても演者としても演出家としてもイケずに終わらせてしまったなと思う。 苦い。 ま、そのことは横に置いておいて。 2003年 京都芸術センター主催で、松田正隆の戯曲「海と日傘」を、日本と韓両の両国の若手演出家がそれぞれに演出し、上演するという企画があり、その舞台を観る機会があった。 その舞台の日本側の演出を担ったのが、当時

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