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blog第一回

最終更新: 4月16日



blog第一回はフェイスブックに書いたものを加筆して再掲致します。

コロナ禍は決定的な何かになってしまうだろうし、またこの痛みを、未来へ向けての舵切りとする決定的な機会にしたいと望むからです。

自分に何が出来るのだろうか。ここ数日ずっと考えていました。

綺麗事になりますけれど、今季、私どもは、関係先の皆様の身体的・精神的健康維持を最優先として、畑に向かい、美味しい野菜を作り続けます。これを可能な限り、経済的に利用しやすい形でお届け出来るよう努力して参ります。武漢に残った方の言い方をお借りすれば、関係者の幸せは私の幸せの必要条件だからです。

ボヌムテッレの農業は、主にレストラン向けの野菜を作り、販売することで成り立たせてまいりました。日々刻々と状況が悪化していっているように見える時の流れの速さにすくみ、自分ごときが書き連ねるべきことなど何があるのだろうかと躊躇がありますし、目に見えて悪化するであろう経営の事で胃が痛みます。

結局の所、自分が何を大事に農家として生きていくと決めたのか。

そこに戻るより無いのだ。―スタッフになってくれる人たちにこれまで話してきた以外に、外部に向けてはいままでちゃんと表明したことが無かったのですが、自分の思考の用に、ここに書き記させていただきます。

我々の経営理念

○私たちは、「健康」というかけがえのない価値を提供いたします。

農と食と社会に対して誠実に向き合い、愛着と共に農産物をお客様に届けることを通じて、事業に関わる全ての人々の「健康」を希求し、健全な未来の実現を目指します。

1.農薬と化学肥料を用いないことで、*1自然環境との持続可能な共存を大前提としながら、旨いものを、愛情をこめて栽培し、誠意をもって販売致します。

2.WHO憲章に従い、事業を通じて関わる全ての人々の、身体的、精神的、社会的「健康」の実現を目的として事業を行います。

3.年度ごとに社内合意上健全であると決定した利益目標を追求することにより、一営利企業として社会貢献を果たします。

4.面白半分。

これら事業を通じて我々は『未来こそが希望』である社会の実現を目指します。

今、ボヌムがお世話になってきた取引先のレストランやホテル、卸の方たちが大変な苦境に置かれています。社会的健康が損なわれ、人が動けずお金が回らない状況です。自分一人では、その健康を実現する力はありません。政治的な働きかけによって、例えば「保証」という「輸血」が、まずは必要でしょうし、私自身、大きな社会という肉体をより健康にしていくためのケアを軽んじていたのではないかという反省があります。せいぜい、取引先と僕らが、経営的にきちんとやっていくこと位の小さな社会しか考えてこなかった。大きな社会の機能不全とはなんと破壊的なインパクトを持つ事態なのだろう―愕然とします。

大きな社会の健康。それは、政治についても考えるということになって行くでしょう。緊急事態宣言を出して自分たちがいくら気をつけても、在日米軍の検疫の術はないらしいとか、そういうことについてもちゃんと考えて、ケアしていく必要があるということなのだと痛感しています。

身の丈の話にもどしますと、シーズンは既に始まっています。私は一人の農家です。野菜を作り、売ればそこに繋がりが発生します。ここには小さくてもやはり社会が存在する。

僕らが関係している飲食業界やホテル業界の他にも、イベント関係や芸術・エンタメ関係など打撃の大きい人達がたくさんいます。その全てに自分が何かを出来るなどと言う力はありませんが、せめてこの困難に際し、我々をこれまで生かしてくれた人たちの肉体的・精神的・社会的健康の維持・実現を果たす一助でありたい。

そのために我々は畑を耕し、種を播きます。生きていけるのかどうかという瀬戸際にだけは安心がある。それが僕らの存在意義だと思っています。物理的にあなた達を飢えさせる事態だけはけして起こさない。

これがわれわれの思いです。

この小さな社会の輪にご協力いただける方を探しています。

スタッフの雇用維持や子ども食堂への食材の寄付。これらの活動の維持にみなさまのご協力をいただければありがたく存じます。

5月以降、一般向けのお野菜の販売等に注力してまいります。

家族の時間が幸せと健康の源となる良い機会となりました。温かい食卓を囲む機会のお供にご一考いただき、ご支援いただける方がいらっしゃいましたら、お野菜セットのご購入の検討をお願い致しますm(_ _)m

長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

ボヌムテッレ代表

飯島朋彦


注*1フェイスブックには5年前に作成した経営理念をそのまま載せましたが、気候状況が年々悪化しているように肌で感じるわれわれにとってSDG`sは当然の目指すべき理念なので加筆いたしました。






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