2020/05/04
深夜 アンタイトルド。
今、レストラン支援と、畑の準備に精一杯ですけれど、自分が生きていくのにあたって大切なものは、明確に、映画とか音楽とか文学とかです。
もし仮にこの人生ではない、違う人生を、
まるで三宅唱監督のPlayback におけるあり得たかもしれない平行な可能性としての現実のようにー夢想するなら。
そのなかで最高に幸福な僕は、パスカルズの一員としてバイオリンを引いている。
三浦誠己さんがいる世界といない世界が、どちらがよりどうとかではなく、全く同じ平行で、白昼夢のような可能性としてあるように。
ただ支援支援支援だけではいづれ支援する意思の側も疲弊してしまう。コロナ以降の世界の有り様をポジティブに夢想して構築していく必要があり、何かワクワクするようなところへ行きたい。し、なにかやれないか、協力できないか、探ろうとしている。
昨年フードフリーの投げ銭イベントを決行した十三月がもがいている。恵比寿LIQUIDROOMの屋上で十三月農園を始めるようだ。*1とりあえず野菜の種を寄付することにした。
農をめぐる活動には非常に大きな可能性があると思う。
ただ、一歩間違うと、とても怪しくなってしまうし、非常にセンシティブになりかねないのだけれど、このコロナ禍のなかで思い至ったのは、究極的にいえば、ある種のキブツがやりたかったのだという自分の夢想であり、それはつまり、それぞれが好き勝手にしているという意味での大人同士が、農と食を通じて文化を呼び込むことで、その緩い連帯を排除の論理からは離れて結びつけていく道を探れないかという妄想。ヤバい。めちゃくちゃ豊かじゃね? 嫉妬と共依存と排除の論理と戦える大人がゆるゆるに集まって踊っている―そう、町田康版こぶとり爺さんのように。ーそんな社会に自分は居りたい。 これが僕の考える周縁におけるオルタナティブな有り様の理想像。
だから、今すぐにはなかなか難しいけれど、単純にもう少し人が呼べたら良いなと思ってる。人を呼べるような努力をしようと思う。やれることは何でもやる。自分自身がコンテンツになる努力をするし、協力できるところには出来る限りの協力をする。いろんな情報を出して、マヒトとGEZANにだって来てほしい。いや、別にイベンターになりたい訳ではない。そんな手間は取れないけど、やっぱりこの街に訪れる人を増やして、住む人も増やしたい。
困窮するミュージシャン、演劇人、芸術関係者の皆様
農業に興味がありましたら全力でサポート致します。
追悼
三木黄太さん。
パスカルズのチェリスト三木さんがなくなりました。とてもつらいです。
*1全感覚菜のページ
#パスカルズ #三木黄太追悼
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