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執筆者の写真飯島朋彦

熊の場所。舞城王太郎に寄せて

人に要領よく容れないところがある。

単純に怠け者。

自分自身についてイヤだなと思う部分二つ。

一般的によく言われているように、きっと、この部分を自分の子供にも見ることになるのかもしれないと思うと、我に帰る。

これは自分にとっての熊の場所だ。

いづれその時、自分の子供にも自分と似たところを見てしまうとき、そのことで責めたり、蔑むのは、自分に対してなのだ。そうならないように、熊の場所に自ら歩んで戻る必要がある。

自分にとってのそれは、宿命として、楽しむことであり、創作であり、人付き合い。

桃源郷の地獄を背負えない、自ら愉しめない質を自ずから切らなければいけない。それが自分の負っている業なのだと勝手気ままに思う。

娘、5歳。

もうすぐ息子が誕生しようとしている。

佐久医療センターにて、妻の検診を待ちながら。


2020年10月9日午前


君の誕生を待つ。

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