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ヨロコビとかなしみ
電柵しているにもかかわらず鹿の餌場になってしまったインゲン支柱の3アーチ目が壊滅的なせいで、9月中旬から10月頭の端境期の苦しさがマシマシ死ね鹿バカ鹿。鹿馬鹿鹿鹿。 42mの長さがとれるその畑はうちが利用している中では比較的広い。今年の畑の設計では3アーチしかインゲンを作付ていない。そいつを5月24日蒔きから7月17日蒔き最終の6回戦に分けて、順次定植していったわけだが、その1/3が壊滅的ってどういうことだよと思う。 その上の畑でフェンネル採りながらふと、もうとっくに収穫を終えて乾燥豆を吊るしている状態の初めのロット、つまり1アーチ目。その一部が妙に青々しているのに目が引かれる。秋縞いんげんだ。とっくにケンタッキーが死んでいるにも関わらず、弦は頑強でまだ少しづつ実をつけていること自体には気づいていた。試しに入ってみると意外と採れる。出荷でバタバタしている日なのについ見入って夢中になってしまう。もうとっくに乾燥豆を着けている、本来なら死んでいてもおかしくない弦だ。しかしこれはと思う。若弦に勢いがある。再生しているのかなんなのか、老の花って感じでもな

飯島朋彦
10月15日
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