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執筆者の写真飯島朋彦

お前だれや

前回ホームページ作成過程で言葉探しをしていたと書いたのだけれど、要するに自分は何者なんだというところに戻されていたのだ思う。


アイデンティティという言葉には胡散臭さがあって、そもそも自分が不動の同一でいついかなる時もこれこれこういうものであるなどと話せるわけがない。細胞も生まれ変わる。

貧すれば鈍す。虐げられ続ければ気力は削がれる。若くはなので、自分自身、環境に相当流されることはよくわかっている。し、大抵のことは程度問題だと考えるようにもなった。

 それでも、自分は何者なんだろうと常に問い続けることはとてもしんどい作業だけれど、自分が生きていくために必要な作業だったし、今後もそうあり続ける。久しぶりに真剣にそこに戻らなければならない。そういう強烈な事態を、僕らは今、生きていると感じる。

 

bene comune ~みなにとって良い結果をもたらす関係~


コムーネがもともと、イタリア語で行政区分を表す言葉であることは知っていた。

今回、まずはロゴ制作があって、そのなかで、イタリア語の校正を頼んだ古い友人のイザベラに相談に乗ってもらっていた。

自分はとにかく今、しっくり来る言葉を探していると。

WHOの健康の定義が好きだという話。

有機農業というか、有機的であるということはつまり、自分にとっては、社会的であるということに等しい云々カンヌンなどなどごにょごにょ。

しかし、「共生」や「共同体」という言葉まずい。

端的に気に入らない。

どうしても胡散臭い。

感覚的にとしか言えないが。ごにょごにょ。


という話の延長線で、コムーネの話を出した。これは嘘ではなく、僕の方から。

コムーネ。コミューン。まあ、コミュニティだから確かに訳せば共同体なんだけどさ。

コムーネってでも、イタリアだと30人くらいの小さな村も、逆にローマみたいな大きな街もコムーネだよね。

何かそこから連想される良い言葉ないかな。と。


イザベラがbene comuneと言った。

素晴らしい瞬間だった。


漫画版「風の谷のナウシカ」のなかで、巨神兵がナウシカから「オーマ」という名前を与えられ、その瞬間に知性を覚醒させる印象的なシーンがある。


bonumterraeを与えてくれた友人でもあるイザベラ。いまだに自分でも噛むけど、その名が僕らの有り様を決定づけてくれたし、そんな彼女の言葉のセンスを信用している。


そしてその言葉との出会いをロゴ制作に入れ込んでくれた山口言悟さん。

もう何度かやり取りして、一旦ロゴはできていたにも関わらず、その出会いを活かす忍耐をしてくださったことに深く深く感謝致します。

だいたい言悟さん,,、まず名前が最高に素敵だねって、出会ったときに話したことを思い出します。


改めてお二人に感謝.。

気をつけ!

勇気を持って前に―進め!!!!


2020/04/26



#isabella dionisio

#gengo yamaguchi



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