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古傷に付き合う
古いイセキトラクターの速度操作レバーは、金属疲労のせいでもう2回ほど中で折れてしまい、その都度、臼田のノーベルさんで溶接してもらっている。 前回折れたときに、部品が出てくるような代物じゃないし、もう次はないかもしれん旨の注意を受けていて、シフトチェンジの度に少しハラハラする。うちのトラクターは、古いせいか、シフトチェンジの度に、若干レバーに嫌な振動が来る。この蓄積がいつか致命傷になるのがわかっている状況だ。ちなみにトラクターの場合、ちゃんと停まってからシフトチェンジしないとすごい抵抗があって、レバーにかなり負荷がかかる。急いでいるときなどに、停まりきる手前でガチャっと弄りたくなってしまうのが人情で、クラッチ外せばシフトできる乗用車とは構造に違いがある。 今月の月初めに買い替えることになった古いノートPCも開閉部側の右隅、キーボード方面が、おそらくネジがバカになって圧着できなくなっていたのだろう、開閉時の力のかかり方がテコの原理で増幅し浮いてしまい、少しづつその浮き上がりというか、そり上がりというかが進行していって、ある時まず、画面がブラックアウト

飯島朋彦
10月21日


ヨロコビとかなしみ
電柵しているにもかかわらず鹿の餌場になってしまったインゲン支柱の3アーチ目が壊滅的なせいで、9月中旬から10月頭の端境期の苦しさがマシマシ死ね鹿バカ鹿。鹿馬鹿鹿鹿。 42mの長さがとれるその畑はうちが利用している中では比較的広い。今年の畑の設計では3アーチしかインゲンを作付ていない。そいつを5月24日蒔きから7月17日蒔き最終の6回戦に分けて、順次定植していったわけだが、その1/3が壊滅的ってどういうことだよと思う。 その上の畑でフェンネル採りながらふと、もうとっくに収穫を終えて乾燥豆を吊るしている状態の初めのロット、つまり1アーチ目。その一部が妙に青々しているのに目が引かれる。秋縞いんげんだ。とっくにケンタッキーが死んでいるにも関わらず、弦は頑強でまだ少しづつ実をつけていること自体には気づいていた。試しに入ってみると意外と採れる。出荷でバタバタしている日なのについ見入って夢中になってしまう。もうとっくに乾燥豆を着けている、本来なら死んでいてもおかしくない弦だ。しかしこれはと思う。若弦に勢いがある。再生しているのかなんなのか、老の花って感じでもな

飯島朋彦
10月15日


とうもろこしとインゲンはアンデスの夢を見るか。
アンデスにおいて重要な作物であったじゃがいもに貴重な肥料(燃料でもあったためらしい)である家畜の糞尿を優先的に用いるため、とうもろこしにはインゲンをという栽培は理にかなっている。マメ科には窒素固定菌がつく。これらのサイクルをとおして、レコンキスタ以前のアンデスでは持続的な農業が行

飯島朋彦
2020年11月14日
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